60代男性　運動による腰の痛み

2週間前にボーリングをしていて、投げる動作の時に右の腰がグキッとなった。

その後様子を見ていたが、5日前から痛みが増したため来院。

・2週間前にボーリングをしていて痛めた

・右腰が痛い

・痛みが強く右足が上がらない

初回施術

右の腰から股関節にかけて痛みが出ていることと、運動で痛めたこともあり筋肉の損傷がある。

まずはそこに対して、筋肉調整という筋肉をほぐす処置と炎症を抑えるアイシングの処置をした。

次にそもそもの痛めた原因を見ていく。

原因の一つとしては、脳からの指令と実際の身体の動きに乖離があったため筋肉を痛めたものと考えられる。

指令と動きの差をなくすには、障害となっている身体の歪みを改善する必要がある。

そのため、姿勢の写真を撮り歪みの場所を確認しそこに対して矯正を行なっていく。

この方の場合は骨盤が右側に傾いていて、重心も右に寄っていた。

これを改善するために骨盤の矯正を行なった。

矯正後は動きの改善も見られたため、筋肉の施術に加えて矯正も組み合わせて施術を行なっていく。

初回から２日経過。

痛みの度合いは前回と比べて半分くらいになっていた。

また、痛くて上がらなかった右足が痛みが減ったこともあり上がるようになった。

ただ日常生活でふとした時に痛みが出るとのこと。

施術内容は前回同様。

初回から７日たち、痛みはだいぶ改善した。

今まで腰骨より上に痛みや硬さを感じていたのが、少し下に違和感、硬さを感じるようになっていた。

症状変化もかなり出ていたため、今回から骨盤ではなく背骨のローラー矯正を行なっていく。

背骨の矯正を行うことで背中や腰周りにある筋肉の緊張をより取っていくことを期待して施術内容を変更した。

初回施術から14日経過し、当初の痛みはなくなった。

硬さや違和感が腰よりも下の臀部に移動している。この変化は筋緊張がとれてきてバランスが変わったためであると考えられる。

背骨のローラー矯正の経過はよく、本人も身体の変化を実感しているとのこと。

このままローラー矯正を継続することにした。

初回から約3週間が経過し、疲労が溜まってくると気になる程度になった。

右腰の症状はほぼ無くなったが、今後また運動などで痛めることがないように、姿勢の矯正は続けることにした。

症状は取れても身体の歪みはあるため、歪みをとりバランスを整えるために骨盤・背骨矯正を継続する。