20代女性 寝違えによる首の痛み

来院動機

寝違えた数日後に鋭い痛みが走り、その後も痛みが続いたため来院。

問診内容

・一週間前に寝違えて首を痛めた

・3日前にぴきっとなった

・後ろを向くと痛い

・右首から背中にかけて痛みがある

・姿勢から改善して痛みを繰り返さないようにしたい

身体所見、治療経過

初回施術

左右に首を回旋すると右首と背中に痛みが走り、向くことができない。

そのため運転で後方確認をする際、体から向かなければいけないため大変。

痛みを繰り返したくないとのことだったので、姿勢からみていくことにした。

姿勢を確認したところ、猫背の傾向が強く首と肩に負担がかかっていることがわかった。

また、左肩が上がっているため右の首の筋肉が過剰に引っ張られていることもわかった。

背骨のねじれが見られたためローラーを使った背骨の矯正を行った。

炎症に対してアイシングを行い初回は施術を終えた。

二回目施術(初回から1日後)

初回から1日経過し痛みは減っていた。

動作に関しては、首の右回旋は向けるようになったが、左回旋はまだ向くと痛みが出る。

根本の姿勢から改善するためにはインナーマッスルが必要になるため、EMSでの筋力トレーニングも同時に行っていく。

引き続き背骨の矯正をしながら経過を追っていく。

四回目施術(初回から12日後)

首の痛みは左を向くときのみ出て、その他の動作では出なくなっていた。

ただ左回旋をしたときはまだ3~4割の強さで痛みが出る。

姿勢を改めて見ていったところ、肩のラインは初回よりも改善しており平行に近づいていた。

前重心と猫背の傾向はまだ大きな変化はみられないため引き続き矯正と筋力トレーニングを並行して行っていく。

八回目施術(初回から1ヶ月)

初回から1ヶ月たって、痛みはほとんどなくなった。

左回旋も問題なくできるようになった。

今回の来院のきっかけになった痛みは良くなったためこれからはこの痛みを繰り返さないよう、姿勢の改善とそれを維持するための筋力トレーニングを継続的に続けていく。