60代男性 走ったことによる膝の痛み

来院動機

5ヶ月前に走るタイミングがあり、その後から左膝が痛くなり、経過を見ていたがよくならないため来院。

問診内容

  • 左膝の内側に痛み
  • 特に歩行時、階段を降りる時に痛みが増す
  • 膝を曲げられない
  • 日常生活に支障がないようにしたい

初回施術

動作時の膝の痛みが強く、身体の歪みもあった。

そのため、まずは動かせる範囲で運動療法を行った。

ウォーターベットを使い膝の関節と股関節に対しての処置をすることで、まずは可動域を改善していく。

その後、ローラーを用いた背骨の処置を行い、根本の歪みに対してのアプローチをする。

最後に左足の筋肉の繊維に対してローラーをかけていくことで、筋繊維の回復を促す処置をして、初回の施術は終了した。

二回目施術(初回から1日後)

まだ大きな変化は見られなかった。

正しく立ったり座ったりする動作ができることが大切なので、その部分の指導を行い気をつけていただくよう伝えた。

施術の内容自体は前回同様。

三回目施術(初回から5日後)

膝の内側の痛みは変わらず強かったが、外側から膝裏にかけての痛みは減っていた。

そのため、階段が手すりにつかまらなくても降りられるようになったとのこと。

良い変化が見られ本人もとても喜んでいた。

引き続き同様の施術で継続する。

五回目施術(初回から12日後)

歩行時に重たい痛みが少しあり、痛みの感じ方が変わってきた。

全体の傾向としては以前よりも痛みは減っており、筋肉の繊維、骨格の歪み共に改善が見られているので、その中での身体の変化が今回痛みの変化としても表れていると考えられる。

 

八回目施術(初回から1ヶ月後)

左膝の痛みはかなり改善しており、最初の時の痛みを10とした時、3くらいまで痛みは落ち着いていた。

ただ、それに伴い右膝も少し痛みを感じるようになっていた。

理由としては、今まで右膝も悪かったが左の痛みが強く感じていなかったためだと考えられる。

初回で身体のバランスをみた際に、歪みが強い傾向にあったため経過としては自然なものである。

左の炎症も落ち着いてきていた頃だったため、両膝とも筋肉のアプローチをしながらバランスをよりとっていくような施術にしていくことになった。

 

十二回目施術(初回から1ヶ月半後)

左膝は下まで曲げると膝裏に膝裏に張り感を感じる程度で、右膝は内側にたまに痛みを感じることがある程度まで改善した。

十六回目施術(初回から2ヶ月後)

階段でたまに痛みが出るが日常生活に支障はないところまで回復した。

ここまでで症状、歪み共に8割ほど改善していると判断したため、今後はお身体をより良くしつつ、戻らないようにするためのくせづけの期間に入る。

今後も治療は継続しつつ再発防止、そして本人が運動も再開してみたいと言っていたため、そこを目指していくことにした。

患者さんの声

膝痛で週に一回から二回でペースで通院しています。通院する前は、整形外科に通いましたが湿布以外は特に治療することがなく、膝が痛くて歩くのも辛かったです。特に階段の上り下りは辛くて手すりを使っていました。通院を始めてからは、痛いところに直接施術したり身体全体に働きかけてもらうなどして痛みが2週間程でとれてきました。現在、1ヶ月くらい経ちましたが、階段も手すりを掴むことなく上り下りできるようになりました。
まだ、長く歩いたり疲れると少し痛みを感じることはありますが、今後もっと改善していくものと期待しております。
整骨院では保険診療も使える施術もあります。
また、通うたびにしっかりと話を聞いてくださり通いやすく安心感があります。