50代女性 ばね指での痛み

来院動機

一ヶ月前からばね指の症状だけでなく痛みが出てきたことと、最初は左だけだった症状が右にも出てきたためどうにかならないかとネットで探した。

調布、ばね指と検索し、当院を見つけ来院。

問診内容

・一ヶ月前からばね指の症状があった

・はじめは左母指だけだったが右母指にも症状がで始めた

・左のほうが痛みは強い

・頸椎ヘルニアで痺れが出たことがある

・家事をする時にとくに痛い

身体所見、治療経過

初回施術

ローラーでの施術をメインに行なっていく。

首にも歪みがあり、手に症状が出始めた原因は首にもあると考え、まずローラーを使用し首の処置を行った。

そのあと前腕にローラーをかけ筋緊張を取るとともに、ばね指専用のローラーを母指から手のひらにかけてかけていった。

施術後、痛みはまだあったが指の屈曲、伸展は施術前よりスムーズになった。

最後にテーピングをして様子をみていく。

二回目施術(初回から4日後)

初回から4日経ち状態確認したところ、左の母指の関節が二か所ともカクカクしていたのが一か所はカクカクが減少したとのことだった。

まだ痛みは変わらずあるが、動きに変化がみられたためこのまま前回と同様の施術を続けていく。

また、ばね指の症状がある場合、手の筋肉を覆う膜の張力のバランスが崩れていることが多くそれを改善する必要がある。そのための簡単な体操も指導し毎日やっていただくことになった。

ペースは週に2回、まずは一ヶ月半やっていく。

五回目施術(初回から12日後)

左は痛みが少し減ってきていたが、右の痛みが増していた。

痛みの変化が乏しかったため、ローラーだけでなく鍼も同時にやっていくことにした。

鍼では細胞の修復力を高めるため、関節への直接の刺鍼と前腕、頸部の筋肉への刺鍼を行う。

鍼を行ったあとのローラーはいつもより痛みが少なかったと言っていた。

十二回目施術(初回から1ヶ月半)

初回の時より痛みは落ちてきたものの、動作時痛がある。

右のカクカクはかなり改善していたが、左はまだ残っていた。

経過は悪くないが、身体の細胞の入れ替わりのサイクルからみてもあと1ヶ月半は施術を続けたほうがいいと判断した。

本人も約1ヶ月半施術を続けて最初より良くなっているため、このままのメニューで引き続き施術を行うことになった。

通院ペースは相談して週一回に落とすことにした。

二十回目施術(初回から約3ヶ月)

約3ヶ月経ち、ほぼ痛みはなくなり、カクカクしていたのもかなり少なくなった。

家事をする時に痛みが強く出ていたが、施術を続け、家事や日常生活での動作に支障はなくなったと言っていた。

今後は今の状態をキープできるようにペースを落として通院は続けていく。